ライティング力

ライティング力

英語を含む語学を構成する要素には「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」という 4 つがあります。

 

これらの 4 つの要素のうち、「リーディング」「リスニング」はインプット(理解)の作業、そして「ライティング」「スピーキング」はアウトプット(表現)の作業と言えます。

 

現在たくさんの英会話教室があり、「リスニング」「スピーキング」は会話で必要なスキルなので重きが置かれています。

 

正確さが求められるライティング

読み書きができない人でも聴いて話すことは可能ですし、多少間違って言っても通じるので何とかなってしまいます。

 

これに対し、「ライティング」はちょっと見ただけでその人の英語力のレベルがすぐに分かってしまいます。

 

このライティング力を鍛えると、その他の 3 つの力も向上します。とくに「リーディング」と「ライティング」には相乗作用があります。

 

そして英語をたくさん読んでいくうちにライティングに役立つ表現を身につけることができます。

 

ライティング力を鍛えるには

ではどのように「ライティング」を向上させることができるでしょうか?

 

まず、毎日少しでも英文を書いてみる習慣をつけることです。E メールとか SNS、Twitter でも構いません。

 

もし E メールの相手がネイティブ・スピーカーならその人が書く表現からたくさん学ぶことができます。

 

そのような楽しいコミュニケーションの場で、ネイティブには添削を頼みたくなってしまうことがありますが、なんだか先生と生徒みたいになってしまい、相手が遠慮してしまうかもしれません。

 

わたしたち日本人でも日本語を学んでいる外国人の友だちから日本語の添削を頼まれたら、「間違ったこと教えてないかな」と不安に感じるのではないでしょうか。

 

添削をお願いするとしたら、添削を目的とした文章を書いてそれを見てもらうほうがよいでしょう。

 

また英文を添削してくれるオンラインサービスもあります。

 

書き間違えやすいポイント

文章を書くときに、日本人が間違えがちな以下のポイントに気をつけるようにしましょう。

 

  • 単数か、複数か
  • 時制(過去、現在、未来)
  • 一人称、二人称、三人称
  • 冠詞、定冠詞(a, an, the)

 

冠詞、定冠詞に関しては、ネイティブにしかわからないニュアンスのようなものがあり、なかなか習熟は難しいのですが、学習を重ねれば間違いが少なくなっていきます。

 

会話の中で「He do」とか「She don’t」とか間違えて言っても相手が気にしなければそのまま流れてしまいますが、ライティングで文章にするとアウトです。

 

本当の英語力が出てしまう「ライティング」ですが、これを磨けば英語が間違いなく上達していきます。

 

 

英会話上達のために
単語力