カランメソッドとは?
カランメソッドとは 1960 年代に開発された英語の教育法で、ダイレクトメソッド(直接教授法)とよばれるメソッドを用いています。
カランメソッドは、インストラクターがまず 2 回、質問を繰り返すところから始まります。
生徒はその答えを瞬時に聞き取り、フルセンテンスで回答します。
つまり、以下のようになります。
(質問)Do you have a pen?
(答え)Yes, I have a pen.
※答えは Yes, I do. ではありません。
軍隊式?
きちんと言えなければ、できるまで質問と答えを繰り返すことになります。いわば「オウム返し」です。
そしてインストラクターは聞き取りやすいようにゆっくりした英語を話すのは禁じられています。
常にネイティブ・スピーカーのスピードになります。
カランメソッドは反復が多く、必ずカランメソッドの回答方式で答えなければならないので、厳しいものと思われがちです。
「スパルタ式」「軍隊式」のように呼ぶ人もいますが、実際軍隊での訓練に使われていた方式を取り入れているため、あながち間違いではありません。
基本を厳しく、また徹底的に教えるのがカランメソッドのやり方です。
効果は抜群
カランメソッドは 4 倍のスピードで英語を学べると言われています。
リスニングの曖昧な理解、ブロークンなスピーキングがかなり改善されます。
これまで適当にやっていたところが、ごまかしが効かなくなります。
実際の英会話では、会話の流れで理解しあえたり、ブロークンな発音でも聞き取ってもらえたりすることが多いです。
ですからカランメソッドで鍛えていくと、実際の英会話がずいぶん楽になります。
カランメソッドは 12 のステージがあり、毎日 1 時間学習していくと 6 ヶ月で終了できるようになっています。
ステージが上がる時は試験があります。パスしなければ上に上がることができません。
オンライン英会話でカランメソッドを導入しているところもあります。
カランメソッドと一般の英会話を組み合わせて受講することも可能です。
カランメソッドで厳しく習ったセンテンスを一般の英会話で実践の場として使うとより一層上達が期待できるでしょう。
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カランメソッドの発展形 - DME メソッドとは?