日本のなかの英語

日本のなかの英語

日常の中で普通に使っている英単語について考えてみましょう。

 

いたる所にいる英語

 

どんなものが思い浮かびますか?

 

インターネット、スマートフォン、ドア、エアコン、テレビ、リモコン、スーパー、コンビニ、ペットボトル、カード、などいくらでも出てきます。

 

多くは外来語として日本語の中に入ってきたものですが、中には和製英語といって日本人が考え出し本来のネイティブスピーカーは使わないものがあります。

 

例えば、ガソリンスタンドは英語では“Gas Station”です。

 

ITの日常化で英語が多くなった

 

ここ10年ではIT用語が非常に多くなり溢れるほどになっていますが、そのほとんどが英単語を元にしています。

 

「アップデート」「ブログ」といったIT用語は若い世代が積極的に取り入れている一方で、やや年齢の高い世代ではあまり使用しない傾向もあります。

 

複数の英単語が短縮された形で日本語の中に溶け込んでいるものも多いです。

 

エアコンはエアーコンディショナーの短縮形、リモコンはリモートコントローラーの短縮形、ブログもウェブログの短縮形です。

 

これも枚挙にいとまがないように、ごく普通に日本語の会話や表示の中に英語がしっかりと根を下ろしていることが分かります。

 

外来語として見分けられる

 

日本語は外来語をカタカナで表記するため、すぐにそれと見分けやすいのが良いところかもしれません。

 

一方、アルファベット言語ですと、外来語または借用語の見分けがつきにくく、一度取り込まれるとまるで元々いたかのように見なされる傾向があるようです。

 

2005年に国土交通省は標識についての手引きを改訂して、その後の外国人観光客の増加を見越して「固有名詞はローマ字、普通名詞は英語」を併記するという方針を立てました。

 

道路標識を中心に変更作業が進められているようですが、東京オリンピックの開催が決定してからは、その他の主体でも英語の表記や併記が進められています。

 

駅や店舗でサインやメッセージに英語を併記するところも珍しくなくなりました。

 

とても英語になじみがある日本人

 

このように日本人はかなりの頻度で英語の文字を見ていると言えます。

 

そのため実は英単語は昔と比べたらたくさん知るようになっているでしょう。

 

そのような意味で基礎ができていると言えますが、一方でヒアリング会話は鍛えられていないので、苦手な人が多いのも現実です。

 

 

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