リーディング力
日本では識字率がほぼ 100% ですが、かつては字を読み書きできない人たちが大勢いました。
そのような人たちも日本語を聞いて、話すことは出来ました。
どの言語でも「聴く」「話す」から「読む」「書く」ができるようになるとその人の言語力は大幅にアップします。
ちょうど赤ちゃんから幼稚園、小学校に上がって読んだり書いたりできるようになるのと同じです。
リーディング上達のポイント
ほとんどの場合、中学や高校で英語を学んでいるのでリーディングはある程度はできるでしょう。
ではさらにリーディングを上達させるにはどうしたらよいでしょうか?
3 つのポイントあります。
読むときは英文の頭から順番に理解していくようにする
そのために使われるのは、英文をフレーズごとにスラッシュで区切ることです。
たとえば
Last night I went to my friend’s house for dinner.
昨夜、私は夕食をしに友だちの家に行った。
上記の英文をスラッシュで区切ると、英語の一文がフレーズごとにこのように分かれます。
Last night / I went / to friend’s house / for dinner.
昨夜 / 私は行った / 友だちの家に / 夕食をしに
英語を語順どおり理解するように練習するので、英語脳を作る助けにもなります。
英語を日本語に訳そうとすると英文を後ろから訳してしまいがちです。そうすると「翻訳」という作業が発生し、リーディングのスピードを妨げます。
主語と動詞がどこにあるかを把握できるようになること
主語と動詞の位置は日本語とはかなり異なっています。
上の英文の主語と動詞はどれでしょうか? 「I」が主語、「went」が動詞ですね。
この文は簡単で主語と動詞の位置はすぐ分かりますが、もっと複雑な文章の場合、主語と動詞がすぐに把握できると、文章の意味を理解できるのが速くなります。
英語と日本語訳がセットになった文章を読まない
日本語訳が付いた文章を読んでしまうと、文章の意味がわかったつもりになってしまいます。
リーディング力というのは、英文をどれだけ自分の力で理解するかですので、自分のレベルに合わせてどんどん英文を読んでいくようにしましょう。
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