学校で習った英語が役に立たないのはなぜか?
「中学、高校、大学で英語をさんざん習ったのに、実際には満足に話せない」という声をよく耳にします。学校で習った英語というのは実際に全く役に立たなかったのでしょうか?
学校で習う英語とは
いいえ、実際にはそうではありません。
学校で習った英語の教科書でアルファベットを覚え、単語を覚え、文章の書き方、読み方を覚えました。
学校英語を批判する人は、「実際にアメリカやイギリスに行っても自分の英語が全然通じなかった」「Water は『ウォーター』と習ったのに、だれもそんな発音はしていなかった」などと言います。
確かに学校英語は「文法訳読法」を基本としており、「話す」「聴く」よりも「読む」「書く」「訳す」ということに主眼が置かれています。
英語の文章なら難しい単語を辞書で引きながら理解することはできても、実際聴いて話すとなるとまるでダメ、ということになってしまいます。
実際に学校英語で、かなり流暢に話せるようになるには、小学校から実用的な英会話を教え、かつ文法を教える二本立ての教育が必要となります。
学校英語には限界がある
学校英語というのはある意味、人々が必要とする「最大公約数」を集めた教育ということができます。
中高での英語の授業時間は 860 時間位しかありません。限られた時間で最低限のことを教えているのです。
しかも、言語的には英語と日本語は大きく異なる言語ですのでハンディがあります。
それで英語が流暢になるには、読んで訳すというところから、あとで、または同時並行して自分で積み上げていかなければなりません。
数学や化学でも実際にプロとして専門的に活かすには、高校までの授業からさらに積み上げていく必要があるのと同じです。
コミュニケーション・ツールとして磨くには
英語の場合、学問というよりもコミュニケーション・ツールというように考えるならば「習うより慣れろ」という格言が現実のものとなります。
普通に日本での教育を受けた後、海外でネイティブの英会話スクール、または ESL に入った多くの人はこれまで学校で習った英語が少なからず役に立っていることに気づいています。
つまり「学校で習った英語が役に立たない」のではなく、「学校で習った英語がそのままではコミュニケーション・ツールとして役立たない」ということになるかと思います。
コミュニケーション・ツールとして役立つためには、自ら英語能力を高める必要があります。
そのために本サイトでは英語能力を高める方法として、英会話、しかもオンラインでの英会話スクールの受講をおすすめしています。
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