エンジニアには英語は必要?
「エンジニア」といってもいろいろな分野のエンジニアがいます。
エンジニアとは一般に工学分野での専門知識、資格を持った人たちのことです。
ここでは特に IT エンジニア、つまり情報システム開発やソフトウェア開発を行なう人たちに英語が必要なのか、という観点から述べてみたいと思います。
IT エンジニアと英語
現在の就職、転職市場を見てみますと、IT エンジニアにとって英語が必要か?という質問についてはストレートに「必要である」ということができます。
調査によると IT 関連企業で、エンジニアに英語を求めるという会社が 20% 以上になっています。
社内 SE の募集に関しては 40% が英語力を採用の条件に挙げています。
英語力を身につける
英語力を採用の条件に掲げる会社にいきなり入るのは無理があります。
それでは、英語力を採用の条件にしてはいないものの、英語をよく使う環境の会社に転職するというのはどうでしょうか?
英語力をつければシリコンバレーで働くのも夢ではありません。
「シリコンバレーなんて自分はとても無理」とおっしゃるかもしれません。
でもシリコンバレーで活躍しているエンジニアの多くが、英語が母国語ではないインドや中国からの人たちです。
シリコンバレーで働くのにネイティブレベルの英語が必要かというとそうではありません。
自分の専門分野の語彙を覚え、コミュニケーションできればよいのです。
これからは翻訳に頼ることはできない
日本にいてもエンジニアが英語を学ぶ必要性があります。
外資系の会社だけではなく、多くのベンチャー企業が外国人のエンジニアを採用しています。
ここ数年、テクニカルマニュアルやドキュメントが英語から日本語にされなくなってきているという事実もあります。
たとえば Java SE の公式ドキュメントが翻訳されているのは日本語、中国語だけで、Java プログラマーガイドのほうは英語と日本語しかありません。
Java 7 からは日本語訳が提供されない予定です。
オラクル社の予算の問題がありますし、日本にだけ特別に予算を振り分けられない、各国のエンジニアは英語で読んで理解している、という発想になるのが理解できます。
もうこれまでの優れた翻訳にすべてを頼ることはできないのです。
このようにエンジニアにとって英語は必要であり、これからは不可欠になっていくことでしょう。
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