スピーキング力
英語にかぎらず言語の学習にとって 4 つの基本的な要素は「リスニング」「スピーキング」「リーディング」「ライティング」ですが、「スピーキング」というのは日本人が一番苦手とするところかもしれません。
苦手な理由
中学、高校の英語教育では、「読んで訳す」というのが主流であるため、自分の口で英語を話す、という機会は多くありませんでした。
英語の授業でも自分の意見を述べるというよりは、教科書を読む、問いに対する答えを探して答えるくらいだったのではないでしょうか。
スピーキング力を身につける
スピーキング力をつけるにはどうすればよいでしょうか？
まずは正しい発音を身につけましょう。発音が悪くては英語を正しく理解してもらえません。
ネイティブや英語の堪能な人に自分の英語を聞いてもらって、発音のおかしなところがあれば直してもらうとよいでしょう。
その後、教材を自分で音読してみます。教材はネイティブの朗読が付いたものが良いです。
そして同じ教材の朗読の 1 フレーズを聞いてすぐに真似をします。
発音、イントネーションも全部真似するようにします。徐々に少し長いフレーズや複数文を真似するようにします。
英語のままで
文章を読む、スピーキングが上手になったとしても、なかなか会話の中で文章を組み立てて即座に話すのは苦手だ、とおっしゃる方もいることでしょう。
会話でのスピーキングが得意になるには、英語を英語のまま理解することと表現すること、そして役立つフレーズをできるだけたくさん覚えるということが大切です。
英語を英語のまま理解するにはリスニング力も大きく物を言います。
初歩の段階ですと、自分が表現したい英語をまず日本語で考えて頭のなかで翻訳して話すのではないかと思います。
そうすると時間がかかってしまいますし、会話の流れをストップさせてしまいます。
慣用句やことわざなどは日本語から英語にしにくかったり、日本語から無理に英語に翻訳しても意味が分からなかったりすることがあります。
このために頭の中から日本語は排除し、思考を英語にする、という訓練が必要になります。
1 日数分ずつでも英語で考える時間を作れば、スピーキング力の向上に大変役立ちます。
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